「新人研修は行われているが、フォローアップの研修の仕組みがないのでは?」。
これは、12年前の2013年、当会の研修計画について社会福祉法人の共同事業として一緒に取り組んでいた社会福祉法人リガーレ暮らしの架け橋人材開発・研究センターの先生からいただいた指摘である。その当時、六心会は介護技術でも、チームマネジメントでも先輩職員の経験に依存した職員教育しかなく、成長にあわせた研修が存在しないことは図星の助言だった。
歳月は流れ、共同事業は2022年「社会福祉連携推進法人」リガーレとなり、現在では5法人共同で研修を展開している(以下、「統一研修」という)。令和6年度は11プログラムが進行中で、5法人延べ800名を超える受講者になる予定である。統一研修は、介護技術の基礎から、介護過程の展開、チーム運営など、階層別に対人援助に欠かすことができない科目を中心に年間を通じて実施することを特徴としている。コロナ禍以降はオンラインでの受講が主流となっている。遠地からでも参加しやすく、演習もオンラインで実施する。
全職員向けの身体拘束廃止など法定研修は各法人が独自に展開しており、それと合わせるとかなりタイトな日程であるが、地域からの信頼に応えていくため、全ての職員の生涯にわたる学びは欠かすことができない。
経験の有無に関わらず、しっかりと専門性を高めることができる研修内容となっており、少しでも興味があれば気軽にお問合せくだされば幸いです。