ケアの質向上に必要な実践は何か?

1121日、22日2日間にわたり開催された「第3回全国老人福祉施設大会・研究協議  JSフェスティバルin 滋賀(びわ湖大津プリンスホテル)」。
2000人近くが集まる大きな大会へ、両日とも参加して来た。

1日目はシンポジウムをはじめとする講演が中心。講演を聞いた中で感じたのは、介護現場においてもロボット・ICTの導入はいまや当たり前であり、自施設は遅れをとっているという危機感であった。施設で働く職員がそれぞれの専門性を発揮出来る仕組みとして、ロボット・ICTの導入の必要性を改めて感じた。

2日目は、ケアの実践発表が中心の分科会。全国各施設の取り組み実践を聞いた。発表施設の取り組みはどれも先駆的であり、何より「入居者の生活の質」に拘っているからこその取り組みであった。
自施設で生産性向上に繋がるロボット・ICTは何か?入居者の生活の質の向上に必要なケア実践は何か?働く職員、生活している入居者にとって良い環境とは何かを考える機会となった。

そして、このような大会に現場職員が参加する機会をもっと作り、同じ介護専門職の取り組みを通して刺激を受けて、ケア実践に繋げて欲しいと感じた2日間であった。

地域密着型特養きいと 施設長 高口誠